製造業界における「不良」の工程について。

製造業界における「不良」の工程について。

「不良が出た。」製造業に携わっている方なら、良く耳にする言葉だと思います。
「不良」と言うのは、もう使い物にならない製品の事を指します。

しかし、この「不良」ですが、大変問題になっております。
なぜ問題なのでしょうか。

分かりやすく、段ボール等の包装資材を、自動車製造工場に配達するまでの流れを例に見てみます。

まず、段ボール専門の業者が、何百とある様々な段ボールを製造します。印字や折り目等を付けた上で検査の工程に流します。検査で合格となり、一定の束に縛られた段ボールは、
顧客の下へ送られます。通常は段ボール業者が顧客に段ボールを持ち運びます。

顧客先に送られた段ボールは、顧客と共に「検品」を行います。枚数は正しいか、不良はないか等。問題なければ納品書(控え)と受領書をもらって、段ボール業者は帰社します。

次に顧客として段ボールを買い取ったA社という包装資材配送の会社が、手作業や機械で包装資材をフィルム等でパレットに固定します。そして手積みやリフトでトラックに商品を載せます。

そしてA社の取引先であるB社に商品を納品に行きます。A社もB社で検品を受け、問題が無ければ受領書と納品所控えをもらいます。

しかし、後日、「不良があったから交換しなさい。」という話がよくあります。
前日に、しっかりと担当者に確認してもらい、受領書をもらっているにも関わらず、明らかな破損であっても、A社が悪いとなってしまいます。

そうなると、不良が出たのは一体何処なのかという話になります。
最初の段ボール業者の検品ミスなのか、A社の検品ミスなのか、A社が準備している時にリフトのツメで刺してしまったのか。もしくはB社に逆らえないA社のせいにしたのか。

不良と言うのは、確実に確認していても、上に「No」を出されれば「Yes」と答えるしかないのです。製造業界の悲しくも良くあるお話です。